第20の伝承
アブー・マスウード・ウクバ・イブン・アムル・アルアンサーリー・アルバドリー―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。
アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われた。
人々が認めている最初の預言1の言葉に、つぎのようなものがある。「お前が恥かしいと思わないならば、好きなことをするがよい。2」
これはアルブハーリーの伝えている伝承である。
註:
1 ムハンマド以前の預言者たちの言葉。
2 この伝承には二つの解釈が可能だとされている。A)羞恥心を感じない限り、人間は良心の命ずるままに過ちを犯すことなく行動することが出来る。B)羞恥心を持ち合わせぬ者に対しては、好き勝手なことを止めさせる手段はない。