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This Masjid  location is wonderful by a local fish port, overviewing a beautiful Sunset & Sunrise over the Pacific Ocean, and surrounded by quite semi industrial/residential area where you can easity access to several fresh seafood restaurants, parks, schools, hospitals and shops. We see this place as a new muslim community growing around the Masjid in near future. InshaAllah. We also look forward to see this masjid to function as the first Islamic Center in Shizuoka to deliver the true teaching of Islam to Japanese and bridging muslims and the locals in a peaceful and friendly environment.

Muslim World Festival (Explaining Islam)
Muslim World Festival (Explaining Islam)

Our dream plan goes on…. will you join us?  First we have to obtain this land.

We need to raise 100,000 US dollars ( 11,000,000 JPY) by July 15th in order to obtain the land. Otherwise we will lose the non-refundable deposit of 45,000 US dollars (5,000,000 JPY).

 

Shizuoka Muslim Community

For international donors, click on How to Support” page. You can choose various amounts from $10 to $10,000 by using a bank card.

For Japan donors, send your donation to JP bank at #12370-23879171. You can also check out How to Support” page for more options.

Thank you! Shukran! Jazak Allah Khayrun! 

We will post the updates on the campaign during the month of Ramadan.
May Allah reward all our good deeds and dua’s.

 

 

こちらのサイトは、公益財団法人かながわ国際交流財団の多言語支援サイトになります。

http://www.kifjp.org/medical/

全18か国語での、問診票ほか体の各所における言語表記がなされています。
患者と医療従事者のコミュニケーションで、絵を見ながらの指さしだけでも助けになると思います。

ぜひ、医療施設内での情報共有及び地域医療での共有をお願い致します。

少数言語を母国語とする外国人にとって、受診先をみつける段階からハードルがありますが、
問診票の理解・記入は、受診すること際の大きな「障害」となっています。

また、医療従事者にとってもスムーズな診療の妨げとなる言語の壁は、このようなツールの活用で少しでも低くなっていくのではないかと考えます。
少なくとも、英語での問診票は、救急も含めすべての診療科にも配置されることをお勧め致します。
患者と医療従事者の皆様にとって、少しでもお役に立つことを願っています。

多文化共生が進む静岡市となり、外国にルーツを持つかたにも安心して住みやすい街となるよう
是非、お力を貸して下さい。

静岡ムスリム協会では、トルコへ避難したシリア難民への支援物資を届けるプロジェクトを立ち上げました。

現在、支援物資を輸送する費用の募金を行っています。輸送費代は、船代・通関・現地諸費用などで100万円がかかります。既に第1便は、トルコのメルスィン港へ到着し、第二便ももうすぐ到着する予定です。物資は、シリア国境に近いトルコ国内の難民へ届けられます。

皆様からのご支援・ご協力をどうか宜しくお願い致します。

11月中旬支援物資をコンテナに積み込み(富山にて)

クラウドファンディングでのご支援は、こちらからお願いします。

銀行振込先は、こちらになります。どうぞ宜しくお願い致します。

【シリア難民支援義援金受付先】 受付締切:平成29年2月3日(金)

銀行:ゆうちょ銀行 支店名:二三八
口座番号:2675274
口座名義: 「ジャパンダウワファンド」
(ゆうちょ銀行間の振込番号: 12370-26752741)

振込用紙をご希望の方は、ページ下部のお問合せから氏名・住所をご連絡下さい。当協会より、振込用紙を郵送致します。

シリアの子供たちがぬくもりの中で眠れますように・・・どうか皆様からの温かいご支援を宜しくお願い致します。

ページをご覧になってくださり、ありがとうございました。

静岡県多文化共生推進イベント「聞いて話して知るイスラーム」

是非、お誘いあわせの上振るってご参加下さい。

日時:平成29年1月18日(水) 午後13:30開場 / 14:00開始~16:20終了

場所:静岡県男女共同参画センター あざれあ2階 大会議室

〒422-8063 静岡市駿河区馬渕1丁目17-1  TEL:054-255-8440

 

プログラム概要 イスラームの学術的講演にとどまらず、静岡市在住のムスリム(日本・外国出身)と直接対話ができ、地元の生活者としての声が聞こえ、顔がみえる「交流参加型イベント」です。一般の方のご参加はもちろんのこと、行政関係者・観光・教育機関(教員)・医療福祉・飲食関係者など、市民生活分野に深く関わる職務の方々は、是非ふるってご参加下さい。

第一部 講演(60分)~「教養としてのイスラーム入門」~ 講師:杉本恭一郎氏(イスラーム研究財団インターナショナル理事長、NPO法人千葉イスラ ム文化センター副理事長)

~午後の礼拝~休憩~

第二部 パネルトーク&グループセッション(50分)*特別ゲストをお招きし、講師と共に多文化共生の視点からムスリムの日常生活における疑問・課題などについて切り込んでもらいます。その後、グループセッションにうつり静岡在住ムスリムを囲んで、参加者からの質問に答えてもらいながら生活実践について学びます。

特別ゲスト①高畑幸氏(静岡県立大学国際関係学部准教授)②サイード佐藤氏(アラブイスラーム学院イマーム/研究員・日本ムスリム協会理事)

お申込み方法:メール sma@www.amadergroup.com 「イベント申込」のタイトルで、参加者の氏名、電話番号、人数を記載してお申込み下さい。参加票は発行しませんので、当日会場へお越し下さい。

平素より当協会の活動にご理解とご支援を頂きまして誠にありがとうございます。

本日、クラウドファンディングサイトREADYFORにて、
トルコに避難したシリア難民への冬物衣料をプレゼント★するための費用を集めるファンディングをスタート致しました!苦しい状況に置かれたシリアの人たちに、温かな衣料を届けるため皆様のお力をお貸しいただけないでしょうか

期限は2017年2月3日(金)までで、この日までに62万円達成させないと集まった支援金は全て返金され、プロジェクトが実行できなくなってしまいます。支援や応援の投稿、シェアを是非お願い致します!

(詳細はこちら) URL  https://readyfor.jp/projects/10665

ご支援してくださった方にはお礼のリターンとして、トルコ又はシリアの特産品を用意しております。

<クラウドファンディングについて>

この挑戦を実現させるために、2017年2月3日23:00まで、私たちはネット上で支援金を募集しています。
このチャレンジはインターネット上で資金調達を呼びかける仕組みを使っています。
期間内に設定した目標金額に到達しなかった場合には支援が全額キャンセル(返金)となります

たくさんの方の応援とともに、シリア冬物衣料支援プロジェクトを実現させたいので
どうぞ宜しくお願いいたします。

2016年12月19日
静岡ムスリム協会

Due to the increasing number of requests from Indonesia to support our Masjid project, we opened an Indonesian branch and now can accept the donation directly to our Mandiri bank account. 2016年より静岡ムスリム協会インドネシア支部を開設致しましたので、インドネシアの国内送金扱いでマスジドプロジェクトへの寄付を受け付けることが可能になりました。寄付ページへ

Recognition of two sisters’ great contribution to SMA and its masjid project by opening Indonesian branch. (Sister Alfi & Sister Tuti)

 

Eid Prayer at the following location. Please follow the important instructions.

(English/日本語)
Salam wa haleikum,
Eid Mubarak.
Important: unfortunately the location where we will be praying Salatul Eid doesn’t allow to bring food therefore we will not be serving food at Azarea. Since the Eid is a Monday, the offices around our Mussalla will complain again therefore there will be no gathering at the Mussalla after Eid prayer. Thank you for your cooperation.
Please enjoy the Eid with your family and friends by organizing BBQs or food parties in your favorite spots.

「イードルアドハ礼拝会場のお知らせ」
アッサラームアレイクム。
下記ポスターと注意事情をご確認の上、イード礼拝会場へお越し下さい。
① 駐車場は、お近くのコインパーキングをご利用ください。
② 会場での飲食(イードパーティ)は、都合により開催いたしません。
③ 静岡ムサッラーでのイードパーティの開催は、残念ながら禁止します。
 (理由:大勢の方の立ち入りは騒音を起こす恐れがあるため、平日で勤務をしている他の入居者・テナントの方に迷惑をかけることになります。)

イードのお祝いは、ご家族・ご友人と共に他のお好きな場所でお楽しみ下さい。ご協力とご理解の程、宜しくお願いします。

9-12 Eid'l Adha_019-12 Eid’l Adha

 

Shizuoka Muslim Association will hold an event `Tabligh Akbar` and inauguration of the Tahfidz House in Shizuoka at April 3th 2016 (10.00 a.m – 16.00 p.m) in Shizuoka Shimin Bunka Kaikan. for more information please contact us. Thank You..

 

Shizuoka Muslim Association  akan mengadakan acara TABLIGH AKBAR dan PERESMIAN RUMAH TAHFIDZ SHIZUOKA dengan Tema `Matematika Hidup Sukses Menurut Al-Qur`an` dengan pemateri Ustadz Yusuf Mansur, yang Insha Allah akan dilaksanakan pada tanggal 3 April 2016 pk. 10.00 – 16.00, di Shizuoka Shimin bunka kaikan. untuk informasi lebih lengkapnya silakan hubungi contact person yang tertera dalam pamflet. Terima kasih banyak. Ditunggu kehadirannya..

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静岡新聞にて、

連載記事「共生への道 SHIZUOKA  イスラムと向き合う」

が、4回にわたり掲載されました。(2015年6月21日~6月24日)

静岡ムスリム協会も取材していただきました。

詳細は以下よりご覧ください。

メディア掲載 

 

静岡ムスリム協会では、2月1日に緊急会議を開き、下記の非難声明を決議しました。

静岡ムスリム協会の声明文として, 静岡県内報道関係者に一斉に送付されています。

We have discussed in our meeting on Feb.1, we have issued a statement condemning the satanic acts of ISIL against Japanese society. 
The statement is to be sent to all the media of Shizuoka Prefecture.

http://www.amadergroup.com/test/wordpress/wp-content/uploads/def24b0dc2194dc7c999f59ecf6e4279.pdf

 

 

 

Assalaam aleikum.

We are happy to annouce that the
Eid Aladha will be on Sunday 5th of October.
 10/5 @  Center area of  Sunpu Park

 START: 9:00AM

Important Instructions: Please help each other for good conducts.
* Absolutely NO TALK / NO CELL PHONE during Khotoba (Speech)

* Put your shoes in Plastic bag to carry with you.

* Please make Wudu AT HOME.

Looking forward to seeing you there!

アッサラームアレイクム

イード・アル・アドハの礼拝は、5日(日曜日)になりました。

講話・礼拝は午前9:00からです。

会場:

5日 駿府公園(公園の中心にお集まりください)

注意事項:よい行いのために皆さん一人ひとりが協力してくださるよう、お願いします。

① 講話中のおしゃべり・携帯電話の音は、絶対にやめてください

② 脱いだ靴は、ビニール袋にいれて各自で管理してください。

③ WUDU(お清め)は、できるだけ自宅で済ませてください。

どうか、皆さんと共に素晴らしいイードをむかえられますように。

Map

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住所:
〒420-0838 静岡県静岡市葵区相生町14-27 相生スカイビル401

  ※専用駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用いただくか、お近くの有料駐車場をご利用ください。
静岡ムサッラーは、相生スカイビルの4階です。ビルへの入り口は、一階奥の駐車場へ向かって入り、左手にあるエレベーターをご利用下さい。

Address:
#401 “Aioi-Sky Building”, 14-27 Aioi-cho, Aoi-ku, Shizuoka City, 420-0838

※NO RESERVED PARKING / Please use public transportation or paid-parking nearby.
Direction:
Shizuoka Mussala is inside the building of “相生スカイビル”. Go toward the ground parking area and find an elevator on your left. It’s on 4th floor.

Here is the message we received from a muslim in Shizuoka community… 静岡コミュニティの方から、応援のメッセージをいただきましたので紹介します。

”Alhamdulillah,有難うございます YA ALLAH, 有難うヤシンさん良く頑張りました、有難うございますジャナさん、有難うございます皆さん、でも静岡の中にもまだたくさん’Brother and sister’がいます, そして静岡以外にもいる、もっとたくさんの皆さんが一緒に集まり、一緒に頑張り、そして一緒につながりを作れば、静岡マスジドを早く立てることができます。そして皆のイスラムのコミュニティももっと強くすることができます。日本での我々の生活は忙しく、やらなければならない自分のことがあります。しかし、私たちの大切なイスラム教の事を、もし私達がやらないと、ムスリムとして誰もやってくれません。ですから、少しだけでも「時間」や「アイディア」があったら、ぜひみんなと共有して下さい。そしてSMAにその力を貸してください。ぜひ、一緒に頑張りましょう。” (D&I, 2013.1.17)

温かく力強いメッセージをありがとうございました。これからも、SMAへのご支援をよろしくお願いいたします。Thank you very much for the warm and supportive message! It really means alots to us.

アッサラームアレイクム。

新年あけましておめでとうございます。2013年もどうぞSMAへのご支援をよろしくお願いいたします。さて、早速ですが、本年より『静岡マスジドプロジェクト・海外キャンペーン』が始まりましたことをお知らせします。

海外キャンペーンの対象国のひとつは、モロッコです。SMA代表がモロッコへ一時帰国していましたが、それを機会に同プロジェクトの紹介と寄付を募ってきました。その成果をご報告します。

  •  行政職員と面会し、SMAの紹介を行なった
  • 社会福祉団体「Maroc Generations」とのパートナーシップ提携
  • 国営ラジオ放送に出演し、同プロジェクトの紹介を行なった

 

 モロッコ国民は、SMAの活動に非常に関心をもっており、協力的でした。アルハムドリラー、モロッコ滞在中に計24万円の寄付を集めることができました。今後とも同国との協力関係を大切にし、より良い成果を求めていきたいと思います。また、他国にもできる限りのアプローチをして、支援を求めていきましょう。皆さん、母国や縁のある国・団体への連絡がとれるようであれば、是非SMA事務局sma@www.amadergroup.comへご連絡ください。よろしくお願いいたします。

Asalam wa haleikoum,

We are happy to announce that SMA has started an International Campaign for Shizuoka Masjid. I went to Morocco and took that opportunity to introduce our project. This campaign included:

  • Talking to officials to introduce SMA.
  • Made a partnership with an association called ”Maroc Generations”
  • Had an interview on National Radio.


 People in Morocco were really enthusiastic and supportive. Alhamdulilah we were able to collect 240.000円 and in chaa ALLAH they will send more and we can build more partnership with them, too.

 SMA will take any opportunity to support the Masjid Project. If you have any relationships, contacts or acquaintances who know organizations or associations overseas who could possibly help us, please contact SMA sma@www.amadergroup.com.

Thank you.


基本情報:女性 30代 

家族構成: 夫と息子二人・娘一人

配偶者の出身国: モロッコ

ムスリムになった時期: 1999 年 2 月

*そのとき、あなたはどこで、何をしていましたか?

アメリカのオレゴン州立大学に留学していました。大学院入学のための準備をしながら、多くの留学生と関わり、いろんなイスラム教徒と知り合うことができました。

 

*ムスリムになる前は、イスラムに対して、どのようなイメージを持っていましたか

一神教、イスラム帝国、イスラム建築などのイメージが重なり合っていて、同時に神秘的で自分とは程遠いような世界だけども、それだけに実際はどんな世界なのかと興味はもっていました。男性中心の厳しい社会、というイメージもありました。

 

*そのイメージは、何がきっかけで変わりましたか?どのようにかわりましたか

オレゴンで知り合った、エジプト系移民の女の子からイスラムの正しい知識を学びました。彼女の話や生き方に感銘を受けたし、自分からインターネット上にあった多くのイスラムについて説明や偏見に対する回答など読みました。ネガティブなイメージを覆えす、真実のイスラムの教えを知り、驚きと感動を覚えました。

 

*どうしてムスリムになりましたか?

真のイスラムの姿を知った以上、後戻り(知る以前の自分に戻ること)はできないと思ったからです。自分がイスラムに出会ったのは、アッラーのお導きだと確信し、イスラムこそ、それまで自分が捜し求めていた「生きるための指針」だと、思えたからです。迷いの多かったそれまでの人生に、ようやく明るい光が見えた気がしました。

 

*イスラムとの出会いは、あなたをどのように変えましたか?

ムスリムになってから、アルハムドリラー、毎日幸せな人生が続いています。アッラーに感謝できること、日々の些細なことに幸せを感じることができるようになりました。

 

*家族の受け止め方は、どうでしたか?最初のころと、現在で変化があった場合、どのような変化ですか?

最初、両親は、わたしがイスラム教徒になったことを「若気の至り」と受け止めたようで、静観していました。しかし、私が真剣で主人との結婚も希望するようになると、両親も真摯に受け止めるようになりました。兄弟妹は、最初から私の入信に対して敬意を払ってくれました。後ほど、日本で両親の近くに住むようになると、私がヒジャブ(スカーフ)をしていることに対し、母はとくに困惑し嫌がりました。同居していた頃は、食事の違いや断食のことに、母が強いフラストレーションを感じたようです。今では、同居をやめて、近くに住むことでお互いの生活を尊重することで、全体的にとても良い関係を保つことができています。

 

*ノンムスリムの家族と、どのような問題があります(した)か?もし問題が解決できていたら、どのような方法で解決できましたか?

食事内容の違いや礼拝の習慣などが、摩擦のおきやすいところでしたが、完全に世帯を別にすることで解決できました。また、葬式や盆、クリスマスなどの行事などについて、イスラム教家庭の事情を話し、理解してもらうように頼みました。また、ノンムスリムの家族の飲酒や豚肉類の飲食など、家族で食事を共にするときには、子どもへの配慮をしてもらうことである程度解決できました。、

 

*イスラムを信じてよかったことを三つ教えてください。

◎神(アッラー)の存在を確信できたこと。

◎当たり前のことが、幸せに感じれること(感謝できること)。

◎世間一般的な考え方や価値観に惑わされなくなったこと。

 

*逆に、困ったことがあれば教えてください。

日本に住むイスラム教徒として不便・不都合なことは多少ありますが、それは本当に「困る」ことではないので回答は、「なし」です。

 

*ムスリムとして今後どのようなことを、したいですか?

毎日、葛藤と格闘の連続ですが、子どもたちを良きムスリム(人間)として育てることを目標にしています。また、日本在住ムスリムの社会的地位向上に貢献したいです。

 

*これからムスリムになろうと考えている方への、アドバイスがあれば教えてください

まずは、自分の気持ちと正直に向き合って、世間や社会がどう思うかより、自分が人間として生きるのに何が大事なのか、をじっくり考えてみてはいかがでしょう。結婚を機にイスラムへ導かれる方は、イスラム入信が単なる通過儀礼でなく、自分の人生を大きくかえるチャンスとなることを意識してほしいと思います。 また、日本人ムスリムという「マイノリティの中のマイノリティ」になることに不安を覚えたなら、思い出してください。アッラーは、1億3千万人のなかから、「あなた」を選びイスラムへの道を示してくださったのです。くじ運などゼロの私ですが、ムスリムになれたことを最高の「幸運」と感じています。どうか、あなたにもアッラーのお導きとご加護がありますように。

 

以上です。ご協力ありがとうございました。

 

連載「日本人ムスリムとして生きる」 (1)イスラム教入信編

 

 私は、2009年の4月にインドネシアのバンドンという都市でイスラム教に入信した。

 

その当時、付き合っていた彼女(現在の妻)の家を初めて訪れ婚約した時であった。

 

彼女は、インドネシアの裕福な家庭のお嬢様であった。当然の事ながら、彼女も彼女の両親も、『インドネシアの富裕層は、敬虔なムスリム(イスラム教徒)』という定説通りの家庭であった。

 

彼女の家でくつろいでいると、急に彼女が『今日から、イスラム教徒になってほしい』と言ってきた。

 

当時を振り返ると、急な彼女の申し出でかなり面食らった部分もあった。もちろん、結婚を前提とした付き合いだったから、考えた事が無かったわけではなかった。しかし、自分の予定であと半年~1年先の話だったものを、いきなりだった。しかも、あと2時間くらいで入信の儀式を始めるからそれまでに決めて欲しいとの事。『エッ!!』

 

これには、びっくり!でした。この状況で、今ですか?既に崖っぷち!?( ̄□||||!!

 

色んな思いが、頭の中を駆け巡った。当然、断ればこれまで通りのお付き合いは出来なくなる。また、断るにしては、彼女のことが大事な存在になりすぎていた。

 

30分ほど悩んで、『1年先に予定していた事を、今日からになっただけと気持ちに整理をつけ自分に了承した』ことを今でも覚えている。

 

その事を彼女に告げに行くと、すごく怯えた表情で僕を迎えてくれた事が印象に残っている。まるで、ドナドナの牛や捨てられそうになっている仔犬の様な瞳で僕を見つめてきた。思わず『キュン!』とした。その時になって自分はやっと気づいた。彼女は、僕に捨てられるのではないかと悩んで入信の事をなかなか言い出せなかったということに。先程、一瞬彼女を恨んだ自分を恥じた。僕の言葉を聴いたとたん、すごく明るい表情になって嬉し涙を流していた。本当に不安だった様子が伺えた。

 

その後は、目まぐるしく時間が過ぎた。1時間をかけ入信に必要なアラビア語(シャハダ)の暗記。彼女の親戚との挨拶やイスラム教についてのお話等々。

 

そして、彼女の家に指導者(ウラマ)がこられて式は恙無く終了した。

 

そこから、まだ挨拶をしていない彼女の親戚に握手をして回った。(約70人)この時は、結構大変と思っていたが、のちに行われる結婚式に比べれば可愛らしいものであった。

 

慌しい1日であったが自分にとっては記念すべき日となった事は確かであった。

 

[audio:http://www.amadergroup.com/test/wordpress/wp-content/uploads/01-Allah-Knows3.mp3|titles=01 – Allah Knows]

 

基本情報:女性 30代

家族構成:よろしければ配偶者の出身国を教えてください (トルコ)

 

 

*ムスリムになった時期:  2001年3月

 

そのとき、あなたはどこで、何をしていましたか? アメリカ 留学中

 

*ムスリムになる前は、イスラムに対して、どのようなイメージを持っていましたか?

あまりよく知らなかった 自分とは一生関係のないもの

 

*そのイメージは、何がきっかけで変わりましたか?どのようにかわりましたか?

改宗したムスリマと過ごすうちに変わった そもそも信仰(宗教)自体どういうものかわからなかったが、生活に密着しているものなんだなということがわかった。

 

*どうしてムスリムになりましたか?

タイミングだと思う

 

*イスラムとの出会いは、あなたをどのように変えましたか?

人生の目標を変えた 生活に密着しているので毎日の生活を変えた

 

*家族の受け止め方は、どうでしたか?最初のころと、現在で変化があった場合、どのような変化ですか?

私から見れば最初から今まで変化はなし。反対はなし。尊重してくれる。

 

*ノンムスリムの家族と、どのような問題があります(した)か?もし問題が解決できていたら、どのような方法で解決できましたか?

一緒に食事をする際に食べるものが違う。何を食べないのか何を避けているのかを少しずつ伝えた。

 

*イスラムを信じてよかったことを教えてください

アッラーの存在についての確信を持てたこと。日常生活が前よりもだらしなくなくなった。人々(家族、親戚、友人、出会う人々)とのかかわりが大切に思える。

 

*逆に、困ったことがあれば教えてください

なし

 

*ムスリムとして今後どのようなことを、したいですか?

たくさんの人々と出会って関わりたい

 

*これからムスリムになろうと考えている方への、アドバイスがあれば教えてください。

実行してみるとよさがわかってくる

 

以上です。ご協力ありがとうございました。

新兄弟姉妹サポートプロジェクトのご紹介

イスラムに入信されたばかりの方、迷っている方、先輩ムスリムの方どなたが

見ても面白くて役立つ情報が満載のサイトです!

なんでも相談室や結婚契約・仕事・家族などに関するQ&A、ハラール弁当レシピの紹介、もちろんコーラン(クルアーン)やイスラムに関する知識を深めるためのページも充実しています。

日本人ムスリムなら(そうでなくても)、一度は必ず見ておきたいサイトです!

新兄弟姉妹サポートプロジェクト https://sites.google.com/site/loveallahskip/

新たに入信された方は特にこちらをご覧下さい。一人で悩まずに、あなたの兄弟姉妹からのアドバイスを参考にされてはいかがでしょうか?

静岡県内でムスリムが経営しているビジネスやハラールレストランショップ等の紹介をさせていただています。もし、未掲載のものがありましたら、ぜひ静岡ムスリム協会事務局まで情報をお寄せください。

We’d like to share information of halal shops/restraunts and businesses owned by muslims in Shizuoka prefecture. Please send us (sma@www.amadergroup.com) your information so that we can widely share the community information. Thank you!

礼拝の意義

礼拝は、イスラームにおけるもっとも大事な信仰行為のひとつで、男性であれ女性であれ、全ての成人に達したムスリムにとって義務となっています。

聖クルアーンの中には、信徒たちに礼拝をきちんとするよう、指示する句がたくさんあります。

「礼拝をきちんと守りなさい。特に中間の礼拝(アスルの礼拝)を」

「まこと礼拝は、信徒たちに時を定めて命じられた」

ハディース(預言者言行録)によれば、預言者ムハンマド様は、次のように弟子たちに尋ねました。

「汝らの誰であれ、家の前に川があって、もし毎日五回水浴をしているとすれば、その身体が汚れているということはあるであろうか。」弟子たちが答えました――「いいえ、そのような人の身体には、何の汚れもありません」。預言者様はおっしゃいました――「そのようなものが日に五回の礼拝であって、それによって、アッラーが過ちを洗い流してくださるのです」

他のハディースでは、次のように言われています。

「信徒と不信仰者を分かつのは、礼拝をするか否かである」

「審判の日に、人間が最初に尋ねられるのは、礼拝のことである」

礼拝の準備

礼拝をしようと思うときは、次のことを守らなければなりません。

①第一の条件は、清潔さです。身体と衣服、そして礼拝をする場所を清潔にしなければなりません。

②二番目は、アウラ(人に見せない肌)の部分を、衣服で覆わなくてはなりません。男性の場合でも、肩は隠れていなければならず、女性の場合は、手と顔(学派によっては、更にくるぶしから足先)を除いて、全身に衣服を着けることが求められます。

③三番目は、礼拝の時間がはじまってから礼拝をすることです。礼拝は、定刻が来る前に行なっても有効になりません。

④聖地マッカにあるカアバ神殿の方向を向くことが、礼拝が有効になるための、四番目の条件です。

礼拝には、集団礼拝(他の人と一緒に行なう礼拝は、一人ひとりが別々に行なう礼拝の27倍も優れている)や、任意の礼拝、金曜礼拝、お祭り(イード)の礼拝などがあります。

*礼拝の仕方や決まりについては、礼拝ガイドに詳しく紹介されています。

 

イスラーム文化センター発刊「礼拝ガイド」から抜粋・参照

断食の意義

イスラームにおける断食(サウム)は、明け方から日が沈むまで、飲食、喫煙、性的行為などを、完全に立つことを意味しています。

断食という修行は、主な宗教ではどこでも行っています。仏教にも、キリスト教やヒンドゥー教にも、断食があります。断食をする理由は、それぞれ異なっているかもしれません。身を清めるための断食もあれば、欲望をコントロールするための断食もあります。精神的な実践を行なうときに、集中力を高めるために断食をすることもあるでしょう。イスラームでも、そうしたことが断食の有益性を示していることを認めますが、根本の考え方は少し違います。ムスリムたちは、自分が唯一の神の僕(しもべ)であることを示すために断食し、それを通して神への畏敬の念を高めるのです。神に対する畏れは、断食をするムスリムが、のどの渇きと飢えを一日中我慢することができる源泉となっています。

断食をしているムスリムは、言い争いや無駄口、虚しい会話を避けるようにしなければなりません。預言者ムハンマド様はおっしゃいました。――「断食は(信仰心を守る)盾である。汝らの誰かが断食をしているときは、愚かなことを言ったり馬鹿げた行動をしないようにしなさい。もし誰かが悪口を投げかけたり口論を仕掛けようとしたならば、『私は断食中です』と言いなさい」。

断食はムスリムにとって大事な信仰行為であり、ラマダーン月には世界の全てのムスリムたちが断食の月を共有します。それを通じて、誰もが、人種、民族や国境を越える同胞精神を体得することができます。断食を通して、心と身体をひきしめ、日々の糧が神からの恵みであることをよく自覚します。食べられないことの辛さ、食べられることの素晴らしさを知っていきることは、人間としてとても大事なことです。

日本はイスラーム国ではないので、その中で断食をすることは容易ではありません。しかし、日本の通常の暮らしは日々の忙しさに流され、自らを省みる機会も少ないですから、ムスリムたちが自分達の帰依を実践(断食)し、創造主アッラーへの信仰心を深めることは、非常に大きな意義があります。無理は禁物ですが、自分なり努力・工夫をしながら、この大事な信仰行為に努めることができれば、信仰心がいっそう豊かになり、楽園における報奨も立派なものとなることでしょう。

イスラーム文化センター発刊「断食ガイド」より抜粋・参照

人間の意志を完全に神に服従させるということは、信仰
の本質、つまりアラーから人間に与えられた宗教の基本的なメ
ッセージを表しているので、イスラームとは、アッラーだけを
信仰することであり、人、場所、物などの、アッラー以外のも
のに向けられた信仰を避けることである。なぜならば・・jp_the_true_religion_of_God

どのようにしてムスリムになるか?
ムスリムになるには、特別な宗教儀式や慣例などがあるわけで
はありません。また特定の場所や観衆の面前で行うこともありま
せん。これはイスラームにおいて、人がいかなる仲介役も介する
ことなくその主との直接的な関係を有している事実によるもので
す。
またムスリムになるのに、非常な努力を・・jp_My_First_Steps_in_Islam

アダムが創造されて以来、人類の歴史を通じて、一貫して変わらない唯一のメッセージが繰り返し人間に届けられてきた。そして、人々にこのメッセージを思い起こさせ、彼らを正しい道に戻すために、アダム、ノア、エブラヒム、モーゼ、イエス、ムハンマドを含む数多くの預言者と使徒が、唯一真の神によって使わされ、このメッセージを伝えた: jp_just_one_message

イスラームの教義についてのわかりやすい説明から、ムスリムの基本的権利(例:両親に対する権利、夫の権利、妻に対する夫の義務、親戚の権利、子供の権利など)やマナーについて書かれている。初心者でなくても、必読の一冊。アブドゥッラフマーン・アッ=シーハ博士著 jp_islam_message_sheha

 mariom-photo 基本情報: 女性 マリオム 30代

家族構成:夫(アラブ首長国連邦出身)長男(5歳)長女(3歳)

 

*ムスリムになった時期:2002年3月

 

そのとき、あなたはどこで、何をしていましたか?: アメリカで大学生をしていました。

 

*ムスリムになる前は、イスラムに対して、どのようなイメージを持っていましたか?:

豚肉を食べられない。 左手は 汚いものを触る手。 お酒を飲まない。などの漠然とした印象しかありませんでした。

 

*そのイメージは、何がきっかけで変わりましたか?どのようにかわりましたか?

アメリカに留学して、色々な国から来ている、モスリムの学生に会うようになって。。。

良い意味でも悪い意味でも、「色々なモスリムがいるな。。」と思っていました。信仰深い方もいれば、海外にいるからという理由でお酒を飲んだりしている方もいたので。。

 

*どうしてムスリムになりましたか?

きっかけは、大学でモスリムと知り合い、それがきっかけで、モスクなどの勉強会に行くようになって、それで自分なりに勉強し、納得した上で改宗しました。

 

*イスラムとの出会いは、あなたをどのように変えましたか?

元々神様の存在は信じていましたが(悪いことをしたら、罰が当たるとか。。いつも神様は自分のことを見ていて、守ってくれているとか。)その神様の存在に付いて、もっと真剣に考えられるようになりました。 神様に対して、感謝することをもっとしていこうと思えるようになりました。

 

*家族の受け止め方は、どうでしたか?最初のころと、現在で変化があった場合、どのような変化ですか?

最初は、やはり、家族は、あまり良い顔はしませんでした。 主人との結婚に対しては、問題なかったのですが、改宗ということが嫌だったみたいです。でも 結局 私は、結婚前に改宗しました。 母は、神様を信じることに対しては、全く抵抗はないし、むしろイスラムで良いところはたくさんあると(両親を大切にする、賭け事、タバコ、お酒をしない。主人が妻や子どもをたいせつにする。。など)前から言ってくれています。でも 女性のスカーフを被らないといけないところがどうしても受け入れられなかったみたいです。。(近所の目とかも気になっていたみたいなので。。)でも 私がスカーフを被り続けたので、結局 母の方が折れました。。笑 今は、素敵なスカーフを見つけたら買って来てくれたりします。(アラハムドリッラー)

 

*ノンムスリムの家族と、どのような問題があります(した)か?もし問題が解決できていたら、どのような方法で解決できましたか?

食べ物のことですかね。。。 漠然と、豚とお酒は駄目と知っていてくれても、みりん、料理酒やゼラチンなんかも駄目ということまでは,知らない方が多いので。。

仲のよいノンモスリムのお友達には、割と色々説明して、理解してもらっているので、今は、食事などを一緒にする時もすごく気をつけてくれるので、大丈夫ですが、でもやはり、あまり仲良くない方には、出会って早々色々話せる訳でもないので、なるべく、食事などを一緒にする機会を設けないようにはしています。あと、子どもの幼稚園では、幸い食事のことをすごく気にかけてくださっていて、(アレルギーの子どもと同じ様な対応をしてくれています。)基本、給食は取らずに毎日お弁当持参。 でも 幼稚園でおやつなどが出る時は、先生が全部原材料をチェックしてくださるので、大変助かっています。

 

*イスラムを信じてよかったことを教えてください。

元々とても心配性だったのですが、今は、「どうあがいても最後は、神様が自分にとって、一番ベストなものを与えてくださる」ということが分かっているので、落ち着いて行動できるようになりました。

落ち込む様なことが起きても、「今のこの出来事は、きっと何か意味があるものに違いない。神様は、私が乗り切ることの出来ない試練はお与えにはならないだろうから、今頑張れば、必ず乗り越えられるはず。」そういう風な考え方が出来るようになったので、精神的に強くなった気がします。

 

*逆に、困ったことがあれば教えてください。

スカーフは、毎日しているのですが、いまだに心の中で毎日葛藤を繰り返していること。 被らずに外に出ることは絶対ないけど、でも「あー巻かないで外出したい。好きな髪型して、おしゃれしたい。。」っていつも思ってしまいます。。。

あとは、お店なんかで嫌な対応をされたりすると、なんとなく、この外見のせいかな?とかって思ってしまいます。。困ったことというか、そう思ってしまう自分が嫌です。

日本だと美容院とかになかなか行けない。病院とかも女医さんがいるところとかを探さなくては行けないところ。(歯科医なんかは、気にしていませんが、婦人科系の病院は、必死で女医さんを探しました。)

 

ムスリムとして今後どのようなことを、したいですか?

近々また 主人の国に帰るので、日本と主人の国の架け橋になることをモスリムとして出来ればとおもいます。

 

これからムスリムになろうと考えている方への、アドバイスがあれば教えてください。

どんな小さな質問でも、心の中の葛藤でも 迷わず、恥ずかしがらずにモスリムの方に相談していいと思います。 改宗モスリムの方と話すことでたくさんのことを発見できると思うので。 インシャッラー 皆さんに神のご加護がありますように。

 

以上です。ご協力ありがとうございました。

サウジアラビアのダールッサラーム研究調査部が編成。簡潔な文章で写真入りで読みやすい。イスラーム知識の入門書としても最適。

jp_About_Islam

静岡ムスリム協会(SMA)は、比較的若い世代が多く、イードやラマダンの夕食会のみならず、ピクニックやBBQといったイベントの時には、多くの参加者でにぎわいます。また個人宅に集まりながらアラビア語とクルアーンの勉強会を催したり、静岡マスジド基金のための寄付呼びかけなども熱心に行なっています。まだ活動1年の若い団体のため、主な活動記録は少ないですが、ホームページを開設しSMAの輪を広げながら、静岡マスジド基金の認知度向上を目指しています。(2011.7)

アナス―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

私はアッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―がこう言われるのを聞いた。

至高のアッラーは申された1。

アーダムの息子よ2、お前が私を呼び求め、私に〔心から〕願うかぎりは、お前のしでかしたことを赦し、大目にみてやろう。アーダムの息子よ、お前の罪が空の雲に届く程であっても、私に赦しを求めさえすればお前を赦してやろう。アーダムの息子よ、お前がこの地球と同じほどの大罪を犯して私のところにやってきても、私の姿を見て私に似たものは存在しないと思うなら、それ3と同じ赦しを与えてやろう。

これはアッティルミズィーにより伝えられているが、彼によれば正しく優れた伝承である。


註:

1 これも聖なる伝承である。第24の伝承註(1)参照。

2 アーダムは人類の始祖といわれるアダムのこと。アーダムの息子はアーダムの裔、すなわち個々の人間を指す。

3 それは地球を指す。アッラーの赦しの寛大さを示す伝承である。


アムル・イブヌ=ル=アースの息子・アブー・ムハンマド・アブドッラーフ―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―は言われた。

愛着までもが私のもたらしたものに相応しくならないかぎり、本当の信者とはいえない1。

これは、『キターブ=ル=フッジャ』2からとった正しい鎖を持つ正しく優れた伝承である。 3


註:

1 愛着と訳した語hawanは、愛情、欲望、快楽等の意味がある。愛着は訳語でも一番控えめなもの。とにかくそれは人間の意志で統御しにくいものであるが、愛着までがイスラーム精神にかなっていない限り、本当の信者とは言えないの意。

2 アブ=ル=カーシム・イスマーイール・イブン・ムハンマド・アル=イスファハーニー〔ヒジュラ暦535年没〕の著書。証明の書の意。

3 著書、アンナワウィーは本書の題名を「40のハディース」としているが、更に2つの伝承を付け加えている。

 


 

ウマルの息子1―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―は、私の肩に手をかけて言われた。

この世においては、異邦人か旅人のように暮らせ2。

またウマルの息子1―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―は、よく次のような言葉を口にしていた。

朝にはタベを期待するな3。タベには朝を期待するな。病いのために健康をふりあて、死のために生をふりあてよ。

この伝承はアルブハーリーが伝えている。


註:

1 第2の伝承中(1)参照。

2 束の間の現世に執着せず、永遠の生である来世にこそ執着せよ。

3 善行を一日延ばしにしてはならない。朝思い立ったことを夕方すればよいなどと後回しにしてはならない。この伝承は全て善行を主題としている。「病のために・・・」は次のように解釈される。健康な時には様々な宗教的義務をきちんと果たすことが出来る。だからその間に来世の報奨を期待できる善行を積んでおけ。


アッバースの息子―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威によれば、アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―は言われた。

アッラーは私のために、私の民の過ち、怠慢、気のりのなさをお赦し下さった。

イブン・マージャ、アルバイハキー等によって伝えられた優れた伝承である。

アブー・フライラ―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―は言われた。至高のアッラーはこう申された。

私の友に敵意を示す者には、自分は誰に対しても戦いの宣言をする。私の気に入ることをして私に近づこうと望む下僕1は、自分に課された宗教的義務をきちんと果すことだ。定められた義務以外の良い行ないに努める下僕は、ますます私に近づき、ついには私の愛をかちうるであろう。そして私が彼を愛するようになれば、私は彼の聞く耳、彼の見る眼、彼の打つ手、彼の歩く足となろう。彼に願いごとがあれば私はかならず叶え、彼が避難所を求めればかならずそれを用意してやるだろう。

この伝承は、アルブハーリーの伝えているものである。


註:

1 アッラーの下僕、つまりムスリムのこと。


アッバースの息子―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威による。彼は至大至高の主が預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―に語られたこととして、預言者からこの伝承1を聞いている。栄誉かぎりなき至高の主はこう申された。

アッラーはさまざまな善行、悪行を定め、ついでそれを詳しく説明された。そして善行をしようと思ったがそれを果さなかった者のためには、完全な善行を1つ行なったものと〔帳簿に〕書きとめ、善行をしようと思いたちそれを実行した者のためには善行を10、その700倍、さらにはそれ以上行なったものとして書きとめる。また悪行を思いたったが、それを実際に行なわなかった者のためにも、完全な善行を1つ行なったと書きとめるが、悪行を思いたちそれを実行した者には、悪行を1つ行なったと書きとめるだけである。

これは、アルブハーリーとムスリムの2人がこのままの形でおのおのの『サヒーフ』中に記載している伝承である。


註:

1 これも聖なる伝承である。第24の伝承註(1)参照。


アブー・フライラ―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威によれば、預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われたとのことである。

信者からこの世の悩みを一つでもとり除いた者には、アッラーが審判の日の悩みを一つとり除いて下さるだろう。気の毒な人を優しく面倒見た者には1、アッラーが現世と来世で優しく面倒を見て下さる。ムスリムをあつく庇護した者には、アッラーが現世と来世であつい庇護を与えて下さる。アッラーはその下僕が兄弟を助けるかぎり彼に援助の手をさしのべられる。また知識を求めて道を歩む者には、アッラーが平坦な楽園への道を用意して下さる2。アッラーの家の1つに集まってアッラーの書を朗読し3、たがいにそれを学びあう者たちの上には、かならず静けさが訪れ、慈悲が彼らをつつみ、天使たちにとり囲まれた彼らの名は、アッラーが自らの近みにとどめおく者4として読みあげられるであろう。自分の行ないで道5を進めない者は、血筋をもってしても急ぎ行くことはできない。

ムスリムはこの伝承を、このままの形で伝えている。


註:

1 原文は「生活に苦しむ人を楽にしてやる者には」の意。

2 原文は「楽園への道を容易にして下さる」の意。

3 アッラーの家は例えばマスジドを指す。アッラーの書は「クルアーン」のこと。

4 アッラーは気に入られた者を自分の側にとどめおかれる。

5 例えば「楽園への道」。


アブー・フライラ―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―は言われた。

たがいに妬みあってはいけない。値をつり上げあってもいけない。憎しみあい、背を向けあってもならない。値を下げあってもならない。アッラーの下僕たちよ、お前たちはたがいに兄弟でなければならない。ムスリムたる者は他のムスリムの兄弟なのだから。兄弟を虐げたり、見捨てたり、騙したり、軽蔑してはならない。敬虔さはここにあるのだ。―こういいながら御使いは自分の胸を三度指差された― 一人前の男にとって、ムスリムの兄弟を軽蔑するなどということは、悪行以外の何であろうか。すべてのムスリムは他のムスリムにとり侵すべからざるものである。彼の血も、財産も、名誉も。

これはムスリムによって伝えられた伝承である。

アブー・サイード・アルフドリー―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

私はアッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―がこう言われるのを聞いた。

お前たちの誰でも、悪行1を見かけたら自分の手でそれを変えるようにするがよい。それができなければ自分の舌で。それもできなければ心で。だがそれしかできない者は、もっとも信仰の弱い者2。

これはムスリムの伝えている伝承である。


註:

1 「忌むべきこと」「宗教的観点から避けられるべきこと」の意。

2 原文では「最後の場合は信仰心の最も弱い現れ」といった意。


アッバースの息子―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威によれば、アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われたとのことである。

人々が望むだけのものを与えられるとするならば、彼らは他人の財産や生命まで要求するだろう。ただし要求する者には明らかな証拠が必要であり、拒絶する者には誓いが必要である1。

アルバイハキー等はこの伝承をこのまま伝えている。またこの一部は2つの『サヒーフ』2中に記載されている。


註:

1 要求する側、拒否する側いずれにも正しい根拠がなければならないの意。

2 アルブハーリー、ムスリムの伝承集成の題名。


アブー・サイード・サアド・イブン・マーリク・イブン・シナーン・アルフドリー―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威によれば、アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われたとのことである。

危害を加えること、たがいに危害を加えあうことのいずれもあってはならない。

これはイブン・マージャ、アッダーラクトニー等がムスナド1として伝えている優れた伝承である。マーリクはその著『アルムワッタウ』2の中に、アムル・イブン・ヤフヤーから彼の父、預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―へと遡る鎖をもつムルサル3の伝承としてこれを記載している。ただし彼はアブー・サイードの名を記していないが、アブー・サイード〔の権威に関して〕はたがいに他の信憑性を強めあう多くの伝承の鎖がある。


註:

1 預言者自身から最後の伝承者まで完全な鎖を持つ伝承。

2 アナス・イブン・マーリクの著した伝承と法学に関する古典的な書。

3 上代のムスリムを区別する手段として「教友」と「第二世代」の別がある。教友は第25の伝承註(1)で指摘したように、預言者と直接面識のあるいわゆる第一世代のムスリムである。これに対して「第二世代」は教友の誰かと面識のあるムスリムをいう。アラビア語ではtabi’i複数はtabi’unである。

ところでムルサルの伝承とは、伝承の鎖が最後の伝承者から第二世代の人々にまでさかのぼるだけで、預言者との中間に教友の名が挙げられていないものである。従ってムスナドより価値は低いが、ほかに異なる伝承の鎖があれば信憑性は一段と高まるとされている。


アブ=ル=アッバース・サフル・イブン・サアド・アッサーイディー―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

ある男が預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―のところにやって来て言った。「アッラーの御使いよ、私がそれをすれば、アッラーも人々も私を愛するような行ないについて教えて下さい。」すると預言者は言われた。「現世から身をひけば、アッラーはお前を愛されるだろう。人々が所有しているものから身をひけば、人々はお前を愛するだろう。」

これはイブン・マージャその他が、優れた伝承の鎖とともに伝えている伝承である。

アブー・サアラバ・アルフシャニー・ジュルスーム・イブン・ナーシル―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威によれば、アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われた。

至高のアッラーは種々の宗教的義務を定められた。したがってそれを蔑ろにしてはならない。またさまざまな限界を設けられた。したがってそれを踏み越えてはならない。ある種のことがらを禁止された。したがってその禁を破ってはならない。アッラーが言及されていないものもあるが、それはお前たちにたいする憐れみの心からでたもので、決してうっかり忘れていたからではない。だからそのようなことを追い求めてはならない。

アッダーラクトニーその他が伝えている優れた伝承である。

ムアーズ・イブン・ジャバル―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

私は言った。「アッラーの御使いよ、私を楽園に導き、地獄の劫火から遠ざけるような行ないについて教えて下さい。」すると御使いは答えられた。「それは大変〔重要〕な質問だ。至高のアッラーのおかげで、〔難しいことでも〕簡単にしていただいた者には手易いことだが。アッラーを主として敬い、アッラーに似たものがあるなどと言わぬこと。また礼拝を行ない、喜捨1を払い、ラマダーン月に断食し、〔アッラーの〕家に2巡礼すること。」それからこう付け加えられた。「お前に幸福の門について教えてやるかな3。まずは断食だ。これは盾といえよう。つぎに施し。これは水が火を消すように過ちを消す。それから真夜中の礼拝だ。」それから彼はクルアーンのこの部分を唱えた。『そのような人々は寝る間も惜しく起きあがり、怖れつつ、願いつつ、一心に主に祈り、われらの授けた結構なものを心おきなく主の道に使う。この人たちのしてきたことの報いとして、どれほどの楽しみが秘かに用意されているか、誰一人知る者はない。4』それから彼は言った。「お前に問題の核心、その柱、そのもっとも際立ったものについて教えてやろうかな5。」そこで私は答えた。「はい、アッラーの御使いよ、どうかお願い致します。」すると彼は言った。「問題の核心とはイスラームだ。その柱とは礼拝で、もっとも際立ったものとはジハード6だ。」それからこう付け加えた。「ところでお前がこうしたことをどうして統御したらよいか、教えてやろうかな。」私は答えた。「アッラーの御使いよ、何とぞお願い致します。」すると彼は舌をつまんでいった。「これを慎しむのだ。」私は尋ねた。「アッラーの預言者よ、私たちは口にしたことで評価される7のでしょうか。」すると彼はいった。「ムアーズよ、お前もお袋泣かせだな8。人々の舌が収穫したもの以外に、一体彼らを地獄に逆落し9にするものがあるだろうか。」

これはアッティルミズィーが伝えており、優れた正しい伝承だとしている。


註:

1 第2の伝承註(2)参照

2 第2の伝承註(3)参照

3 原文では相手の関心を喚起するような「・・・教えてやるまいかな」といった否定形が取られている。ただしここでは肯定的に訳した。

4 クルアーン第32章16-17節。原文ではクルアーンより長い部分を引用する際にムスリム著述家がよくするように、引用の冒頭の部分と最終の部分のみが記されている。

5 原文では問題の頭、その柱、そのこぶの上となっている。こぶはもちろんラクダのこぶのこと。ここでは意訳した。またこの文も註(3)の場合同 様「・・・教えてやるまいかな」と否定形になっており、その答えも「いえいえどうか・・・」となっているが、肯定的に訳した。次に同様な例が続く が、これも肯定的に訳した

6 アラビア語のジハードは一般に聖戦と訳されているが、これはいささか誤解を招きやすい。本来この言葉は戦闘行為のみでなく、イスラーム発展のためのあらゆる努力を指している。従って原意を尊重してアラビア語のままとした。

7 評価とは、最後の審判における評価のこと。

8 原文では非難を込めた慣習的表現「おまえのお袋はおまえに死なれるぞ」となっている。特殊な表現なので意訳した。

9 逆落としと訳した部分には異版がある。原典も「顔を真下にして」「鼻面を真下にして」の両説をそのまま記載している。


アブー・ナージフ・アルイルバード・イブン・サーリヤ―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―は、われわれの心を畏怖の念で満たし、眼から涙を溢れさせるような説教をなされた。そこでわれわれはお願いした。「アッラーの御使いよ、いまのお話はまるで訣れの説教1のようでした。何とぞ私どもに良き忠告をお与え下さい。」すると御使いは言われた。「私は忠告しよう。至大至高のアッラーを畏れ敬い、たとえ卑しい奴隷がお前たちの長となっても、耳を貸し、従うのだ。お前たちのうちで〔長〕生きする者は、いずれさまざまな意見の相違を眼のあたりにするであろう。だからお前たちは私の言行2、正しい導きを受けて正道を行くカリフたち3の言行を離れてはならない。是が非でもそれに縋りついていることだ4。新たな創りごとには気をつけねばならない。新しい創りごとは〔異端者の〕勝手な考え5であり、それはみな道を踏み迷わせるものなのだから。あらゆる誤謬は地獄の劫火のものなのだから。6」

この伝承はアブー・ダーウードとアッティルミズィーの2人が伝えている。アッティルミズィーは、これが優れた正しい伝承だとしている。


註:

1 この世に永遠の別れを告げる者の最後の説教の意。

2 言行と訳したsunnahは、本来「道」「踏み従われるべき道」の意。イスラームにおいて、例えば預言者の語った言葉、行った行為は特に後のムスリムの規範となる重要なものであるため、そのような意味を込めた「言行」と訳される。

3 正道を行くカリフたちとは、一般に預言者を継いだ四人の正統カリフをいう。この場合「正統」という訳は適切でないため、原義を取った。

4 原文では「歯でしっかりと食らいついていろ」の意。

5 bid’ahは悪い意味での「改革」、そこから「異端」「異端者の教義」の意がある。

6 原文は「道を踏み迷わせる者は劫火の中にある」の意。


アンナウワース・イブン・サムアーン―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威によれば、預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われたとのことである。

高潔さは良き徳性である。〔それに引きかえ〕悪事は魂に染み付き、お前は他人にそれを詮索されることを嫌うだろう。

これはムスリムの伝えている伝承である。

他にもワービサ・イブン・マアバド―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による伝承がある。彼は伝えている。

〔預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―は言われた〕「お前は高潔さについて訊ねるためにやって来たのかね。」私は「はい、その通りです」と答えた。すると預言者は言われた。「自分の心に訊ねてみるがよい。高潔さとは魂が満ち足り、心も満足を覚えるようなものだ。だが悪行は魂にしみつき、他人が繰り返し「お前が法的に正しい」と言ってくれても、胸さわぎを覚えさせずにはいない。1」

これは2人のイマーム、アフマド・イブン・ハンバルとアッダーリミーのムスナド2の中に収められた由緒正しい伝承の鎖3を持つ優れた伝承である。


註:

1 伝承の編者は上記の二つの伝承を一緒に記載しているが、これは両者が主題、文章の点で類似しているためであろう。

2 主題別ではなく、預言者から伝承を伝え聞いた人物別に編まれた伝承集。

3 伝承を聞き伝えた人々の系列をisnad(伝承の鎖)と呼ぶ。たとえばCはBから、BはAから、Aは預言者からかくかくの話しを聞いたとある場合、C・B・Aを伝承の鎖という。これらの人物が宗教心、人格、識見ともに優れていればいるほど、伝承自体の価値も高い。


アブー・フライラ―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―は言われた。

あらゆる人間のすべての手足の骨は、陽が昇ったら毎日施しをしなければならない。相手ときちんと付きあうことも施しなら、人が乗り物に乗るのを助けたり、そこに抱きあげてやったり、持ちものを渡してやることも施しである。優しい言葉も施しなら、礼拝に赴く一歩一歩も、道路から危険なものを取り除くことも施しである。

この伝承は、アルブハーリーとムスリムの2人が伝えている。

これもまたアブー・ザッル―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―のある教友1たちが預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―に言った。「アッラーの御使いよ、裕福な連中が〔アッラーの〕報奨を独り占めにしてしまいます。あの連中はわれわれ同様礼拝し、われわれ同様断食したうえに、施しのためにたっぷり富を分け与えているのですから。」

すると預言者は答えられた。「アッラーは君たちにも、施しとして分け与えるものを創られなかったかね。実際、どのタスビーハ2も施しであり、どのタクビーラ3、タフミーダ4、タフリーラ5もすべて施しなのである。善行を勧めることも施しなら、悪行を戒めることも施しであり、君たちの性の営みの中にすら施しがあるのだから。」

そこで教友たちが言った。「アッラーの御使いよ、われわれの誰かが性欲を満足させたとしても、そのために報奨が得られるのですか。」それに答えて預言者は言った。「どうだね、もし誰かが禁じられたやり方でそれをしたら、罪を犯すことになりはしないかね。同様に許されたやり方でするなら、報奨にあずかるのが道理だろう。」

これはムスリムの伝えている伝承である。


註:

1 教友とは預言者と直接面識があり、彼を信じ、ムスリムとして他界した者を指す。アラビア語ではsahabi、複数はashabもしくはsahabahである。

2 スブハーナッラーと唱えること。第23の伝承註(1)参照

3 アッラーフアクバル(アッラーは至大なり)と唱えること。

4 アルハムドゥリッラーと唱えること。第23の伝承註(1)参照

5 ラーイラーハイッラッラー(アッラー以外に神はなし)と唱えること。


アブー・ザッル・アルギファーリー―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は至大至高の主1が預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―に語られたこととして、預言者からこの伝承2を伝え聞いている。主はこう申された。

わが下僕らよ、私は不正を私自身に禁じ、お前たちの間でも禁じた。それゆえたがいに不正を働いてはならぬ。

わが下僕らよ、私が手ずから導いた者を除いてはすべて迷いの道を行く者である。それゆえ私に導きを求めれば、正しい導きを得られよう。

わが下僕らよ、私が自ら養う者を除いてはすべて飢えに悩む者である。それゆえ私に糧を求めれば、糧食を授かるであろう。

わが下僕らよ、私が衣服を与える者の他はすべて生れたままの裸である。それゆえ私に衣服を求めれば、願いは叶えられよう。

わが下僕らよ、お前たちは昼も夜も罪を犯すが、私はすべての罪の赦し手。それゆえ私に赦しを求めれば、罪も赦されよう。

わが下僕らよ、私を損なおうとしてもそれはかなわぬこと。私のためになろうと努めてもそれもかなわない。

わが下僕らよ、もしもお前たちの最初の者、最後の者、人間やジンがみな、仲間のうちで一番敬虔な心の持主のようであったとしても、それで私の王国に何ひとつ付け加えることはできない。

わが下僕らよ、お前たちの最初の者、最後の者、人間やジンがみな、仲間のうちでもっとも邪悪な者のようであったにしても、それで私の王国から何ひとつ減ずることはできない。

お前たちの最初の者、最後の者、人間やジンがこぞってひと所に立ち、ものをせがみ、私がみなに望みのものを分け与えたとしても、それで私の持ちものが何ひとつ減る訳ではない。減るとしても大洋に針を入れ〔その分だけ水がなくな〕るようなもの3。

わが下僕らよ、私が数えあげるのはお前たちの行ないばかり。いずれそれに相応しい報酬を与えることにしよう。

それゆえ善きこと4を見出す者には、アッラーを讃えさせよ。それ以外のものしか見出せぬ者にはわれとわが身を非難させよ。

これはムスリムの伝えている伝承である。


註:

1 アッラーのこと。

2 この種の伝承はHadith Qudsiつまり聖なる伝承と呼ばれている。これは預言者がアッラーから直接聞いた言葉として伝えているものである。一般の伝承の内容は預言者の言葉であるが、聖なる伝承の内容は必ずしもアッラー自身の語られた言葉そのままである必要はないが、とにかくアッラーのお言葉であるため、一段と価値が高いとされている。ただし「クルアーン」の一部とみなされるようなことはない。

3 全ての被造物に対するアッラーの超越性を示唆している。

4例えば来世における善きこと。


 

アブー・マーリク・アルハーリス・イブン・アースィム・アルアシュアリー―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われた。

清潔さは信仰の半分である。アルハムドリッラー〔讃えあれアッラー〕という言葉は秤を満たし、スブハーナッラー〔完全無欠のアッラーよ〕とアルハムドリッラー1〔讃えあれアッラー〕の2つの言葉は天地の間すべてを満たす。礼拝は光であり、施しは明らかなる証拠、忍耐は明り、そしてクルアーンはお前のための証拠もしくは反証2である。人はみな1日を朝から始め、自分の魂を売る3。ただしその結果魂を自由にする者もあれば それを破滅に導く者もある。

これはムスリムの伝えている伝承である。


註:

1 二つともアッラーを賞賛、賛嘆する表現。ここではこれらの言葉を唱えることの宗教的価値を説いている。

2 善悪の基準であることを意味している。

3 この部分は文学的表現だが、一日は一生の比喩として理解されよう。生涯を通じて人は魂をアッラーに引き渡すか、それ以外のものに売り渡す。


アブドッラーフ・アルアンサーリーの息子、アブー・アブドッラーフ・ジャービル―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威による。

ある男がアッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―に訊ねて言った。「貴方は、もし私が定めの礼拝を務め、ラマダーン月に断食を行ない、許されたものを許されたもの、禁じられたものを禁じられたものとしたら、それ以上何をしなくとも楽園に行けると思われますか。」すると御使いは「その通り」と答えられた。

これはムスリムの伝えている伝承である。

アブー・アムル―彼はアブー・アムラとも言われている―スフヤーン・イブン・アブドッラーフ―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

私は言った。「アッラーの御使いよ、貴方以外の誰にも訊ねることのできないような、イスラームに関する話をきかせて下さい。」するとこう答えられた。「私はアッラーを信じますと言い、それから行ないを正すことだ。」

これはムスリムの伝えている伝承である。

アブー・マスウード・ウクバ・イブン・アムル・アルアンサーリー・アルバドリー―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われた。

人々が認めている最初の預言1の言葉に、つぎのようなものがある。「お前が恥かしいと思わないならば、好きなことをするがよい。2」

これはアルブハーリーの伝えている伝承である。


註:

1 ムハンマド以前の預言者たちの言葉。

2 この伝承には二つの解釈が可能だとされている。A)羞恥心を感じない限り、人間は良心の命ずるままに過ちを犯すことなく行動することが出来る。B)羞恥心を持ち合わせぬ者に対しては、好き勝手なことを止めさせる手段はない。


アッバースの息子、アブ・ル・アッバース・アブドッラーフ―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

ある日私が預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―の後ろ1に座っていると、預言者は私にこう言われた。「いいか若者よ、お前にいくつか教訓2を与えてやろう。〔いつも〕アッラーを念ずるのだ。そうすればアッラーはお前をお護り下さるだろう。アッラーを念ずれば、お前はアッラーを眼の前に見ることができる。願いごとがあればアッラーにお願いし、頼みごとがあればアッラーに助けを求めるのだ。いいか、もしも人々が集まってお前を何かの手段で助けようとしても、結局彼らはアッラーがお前のために予め定められた3手段で助けるにすぎない。人々が寄り集ってお前に何か害を加えるにしても、アッラーが予め定められたことで危害を与えるだけだ。〔定めを記した〕ペンはすでになく、〔それが書かれた〕頁はもう乾いてしまっている。4」

これはアッティルミズィーの伝えている伝承であるが、彼はこれが優れた正しい伝承だとしている。

アッティルミズィー以外にも〔これに類する〕つぎのような伝承がある。

アッラーはお前がいまだに苦境にあると認めて下さるであろう。いいか、お前にふりかかったことはお前を苦しめるためのものではなかったし、お前を苦しめたことはお前にふりかかるためのものでもなかったのだ。勝利は忍耐と共にあり、安堵は悩みと共に、楽は苦と共にあることを胆に銘じなければならない。


註:

1 同じ乗り物の後ろの意

2 原文は「言葉を教える」となっている。意訳。

3 原文は「書かれた」となっている。

4 すでに定められてしまったことは変更がきかないという意味。


アブー・ザッル・ジュンドゥブ・イブン・ジュナーダとアブー・アブドッラフマーン・ムアーズ・イブン・ジャバル―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威によれば、アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われた。

 

どこにいようとアッラーを畏れよ。悪行を犯したあとには、それを拭い消すような善行に努めよ。また他人とは良い付き合い1を保つこと。

 

これはアッティルミズィーの伝えている伝承である。彼はこれを優れた伝承だと言っており、また他の版では優れた正しい伝承としている。


註:

1 原文では「良き性質をもって他人と付き合え」となっている。本文のように意訳した。


アブー・ヤアラー・シャッダード・イブン・アウス―アッラーよ彼を嘉したまえ―の構威によれば、アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われた。

まことにアッラーは、あらゆる事柄にたいしイフサーン1〔善処〕を命ぜられた。したがってお前たちは人を殺す時にも良く殺し、動物を屠る時にも良く屠らなければならない。お前たちは刃をよく鋭ぎ、屠られる動物の苦しみを和げるべきなのである。

これはムスリムの伝えている伝承である。


註:

1 第2の伝承註(5)参照


アブー・フライラ―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

ある男が預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―に言った。「なにとぞ私に助言を与えて下さい。」すると預言者は言われた。「腹を立てぬ1ことだ。」男はまた何度か〔同じ言葉を〕繰り返した。預言者はまた「腹を立てぬことだ。」と言われた。

これはアルブハーリーにより伝えられている伝承である。


註:

1 アンナワウィーはその註釈の中で、怒りが人間の本性に基づくものであるとし、この伝承がそのような感情に負けぬよう人々に促していると言っている。


アブー・フライラ―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威によれば、アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われた。

アッラーと最後の〔審判の〕日を信ずる者は、口をひらけば良き言葉を語り、さもなければ口をふさいでいるべきである。アッラーと最後の日を信ずる者は、隣人に対し寛大であらねばならない。アッラーと最後の日を信ずる者は、客を遇するに寛大でなければならない。

この伝承は、アルブハーリーとムスリムの2人により伝えられている。

イブン・マスウード―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われた。

つぎの3つに該当しないかぎり、ムスリムの血を流すことは許されない。結婚した男が姦通した場合。一人の生命にたいする一人の生命1。宗教を棄て〔ムスリムの〕共同体を離れた場合。

この伝承は、アルブハーリーとムスリムの2人が伝えている。


註:

1 いわゆる「目には目を」の同態復讐法のケースである。ある親族、味方の一員が不法に殺された場合、それに報復する権利があるが、これは避けうる限り避けるべきだとされている。原文では「一人に対する一人」となっているが意訳した。


アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―の従僕アブー・ハムザ・アナス・イブン・マーリク―アッラーよ彼を嘉したまえ―が、預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―から聞いたという伝承。それによれば預言者はこう言われている。

自分自身を愛するように兄弟を愛すまでは、誰一人信者ということはできない。

この伝承は、アルブハーリーとムスリムの2人が伝えている。

アブー・フライラ―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われた。

関わりのない問題を放っておくことは、良きムスリムたること1の一部である。

アッティルミズィーその他が伝えている優れた伝承である。


註:

1 原文では「男がイスラームを信ずる美点」といった意味になっている。


アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―の孫でアリー・イブン・アブー・ターリブの息子にあたり、御使いに特別の愛情を寄せられた1アブー・ムハンマド・アルハサン―アッラーよ彼とその父を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

私はアッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―の〔口から聞いた〕つぎのような言葉を覚えている。

お前の疑いを誘うものを遠ざけて、疑念の余地のないものをとれ。

この伝承はアッティルミズィーとアンナサーイー2の2人が伝えているが、アッティルミズィーはこれを優れた正しい伝承だとしている。


註:

1 原文にはrayhanah薫り高き花という表現が用いられている。この表現は預言者が特に孫のアルハサン、アルフセインに用いた呼称。彼らの父は、預言者の娘婿で第4代正統カリフのアリー・イブン・アブー・ターリブである。

2 アッティルミズィーとアンナサーイーは、正統派で公認されている6人の伝承編者に入る。ちなみに彼ら以外に公認されている編者は、上述のアルブハーリー、ムスリムのほかに、アブー・ダーウードとイブン・マージャである。


アブー・フライラ―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われた。

至高のアッラーは善であり、善しか受け入れない。まさにアッラーは信者にたいし、使徒たちに命じられたことと同じことをなすよう命ぜられているのである。至高のアッラーは申されている。

「使徒たちよ、美味いもの1を遠慮なく食べてよい。そして善行をなすのだ2。」また至高のアッラーはこうも申されている。「信仰する者よ、われらがなんじに特に備えてやった美味いものを充分に食べるがよい。3」それから彼は長旅で髪とり乱し、埃だらけの男の話をされた。男は両手を空高くかかげ、「あゝ主よ、あゝ主よ」と〔助けを求めて叫んでいる〕。だが彼の食べもの4は宗教で禁じられたものであり、飲みもの、衣服についても同様で、〔要するに〕禁じられたもので食いつないでいるのである。こんな男の願いがどうして叶えられようか。

この伝承はムスリムが伝えている。


註:

1 美味しいものtayyibaatは、前出の善tayyibと同根の語である。本来は善い食べ物の意。

2 『クルアーン』第23章51節。

3 『クルアーン』第2章172節。

4 原意は「栄養を与えられている」の意


アブー・フライラ・アブドッラフマーン・イブン・サクル―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

私はアッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―がこう言われるのを聞いたことがある。

私がお前たちに禁じたことを遠ざけよ。そして私が命じたことに全力をつくせ。先人たちが滅びたのは、無闇にあれこれと訊ねまわり1、自分たちの預言者に背いたからである。

この伝承は、アルブハーリーとムスリムの2人が伝えている。


註:

1 原文では「彼らの多くの質問が」となっている。預言者たちの言葉を信用せず、根掘り葉掘り質問するだけの態度を指す。


ウマルの息子1―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威によれば、アッラーの使者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう語られた。

私は人々が、アッラー以外に神はなく、ムハンマドがアッラーの御使いであると証言し、礼拝を行ない、喜捨を払うようになるまで彼らと戦う2よう〔アッラーの〕命令を受けた。これらを行ないさえすれば人々は生命3、財産を保証されるのである。ただしイスラームの理念に照らして〔罰を受けるに相応しい行ないをした場合は〕別だが。とまれ彼らは、至高のアッラーにより評価を受けるのである。

この伝承は、アルブハーリーとムスリムの2人が伝えている。


註:

1 第2の伝承註(1)参照

2 イスラームは、確信による改宗を主張している。『聖クルアーン』はいっている。「宗教に強制があってはならない。」また次のような個所もある。「英知と正しい誘いを持ってあなたの主の道に誘え。人々に対し最も妥当な説得を行うことだ。」

聖戦はムスリムの土地に攻撃を仕掛ける敵、穏健な手段によりなされるイスラームの宣教活動を妨害する者、背信者といった特殊の範疇に入る人々に対してのみ行われる。具体的な歴史的事実に照らしても、俗にいう「コーランか剣か」といったイスラーム理解が誤っていることは既に学会でも通説となっている。古来被占領地の異教徒も人頭税を払いさえすれば、生命、財産と信教の自由を保障されていたのである。

3 原語は「血」。ここでは意訳した。


アブー・ルカイヤ・タミーム・イブン・アウス・アッダーリー―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威によれば、預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう述べられた。

「宗教とは誠実さのことである。」そこでわれわれは訊ねた。「それは誰に対する〔誠実さ〕でしょう。」すると預言者は答えられた。「アッラーとその御使いたち、ムスリムの指導者たち、一般のムスリムに対してである。」

この伝承はムスリムが伝えている。


註:

1 アラビア語の原語はnasihahであるが、この語には多くの意味がある。一般には「忠言」の意であるが、この文脈には妥当でない。ちなみにこの語には「ある人間に対し、もしくはある状況に於いて正しく振舞うこと」「廉直さ」「高潔さ」等の意味がある。


バシールの息子、アブー・アブドッラーフ・アンヌアマーン―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

私はアッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―がこう言われるのを聞いた。

許されたこと1は明らかであり、禁じられたこと2もまた明瞭であるが、その中間には多くの人々が知りえないさまざまな疑わしい事柄がある。したがって疑わしい事柄を避ける者は、自分の宗教、名誉に関して〔過ちから〕免れるが、それに足を踏み入れる者は禁じられた行為を犯すことになる。これはちょうど聖域のまわりで動物を飼う牧童3が、聖域の中で動物に草を食ませる危険を冒すようなものである。まことに王者は誰しも聖域をもっているが、アッラーの聖域とはそのさまざまな禁令である。まことに肉体の中には一片の肉があり、それが健全な場合肉体はすべて健全だが、それが腐ると肉体もすべて腐ってしまう。その〔一片の肉〕とは心のことに他ならない。

この伝承は、アルブハーリーとムスリムの2人が伝えている。


註:

1 原語ハラールとは宗教で許されたこと、許された行為を指す。

2 原語ハラームとは宗教で禁じられたこと、禁じられた行為を指す。

3 聖域中で動物に草を喰ませてはならないが、えてしてその周囲で動物を飼う牧童は知らぬ間にその禁を破ってしまいがちである。


信者たちの母、ウンム・アブドッラーフ、アーイシャ―アッラーよ彼女を嘉したまえ―の権威による。彼女は伝えている。

アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―は申されました。

われわれのこの問題2について、それに相応しくないことを主張する者3がいるが、そのような連中の考えは拒否しなければならない。

この伝承はアルブハーリーとムスリムの2人が伝えているが、ムスリムはつぎのような伝承も記載している。

われわれの事柄4と反する行為を行なう者があるが、そのような連中の行為は拒否しなければならない。


註:

1 預言者の妻を指す呼称。

2 すなわちイスラームの宗教上の問題。

3 本来それに該当しない、もしくは由来しない新たな主張を唱える者の意。

4 註(2)と同じ。


アブー・アブドッラフマーン・アブドッラーフ・イブン・マスウード―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

つねに真実を語り、その言葉が正しいと信じられていたアッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―は、つぎのように述べられた。

お前たちが創られるおりには、母親の腹の中で40日間精子が宿り1、それから同じ期間凝血となり、ついで同じ期間肉塊となる。その後天使が遣わされて霊を吹きこむが、この天使はさらに4つの仕事2をするよう命ぜられている。つまり〔生れてくる者の〕生業3、命の長さ、行為、幸・不幸を書きとめることである。ところで唯一無二の神であるアッラーに誓っていうが、お前たちのある者は、楽園の徒の行為にいそしみもう少しで天国というところで、この帳簿に記されたこと4に災いされ、劫火5の徒の行為に耽って地獄におちる。だがまたある者は、劫火の徒の行為に耽りすんでのところで地獄行きというところで、帳簿に記されたことが幸いして、楽園の徒の行為にいそしみ天国に入る。

この伝承はアルブハーリーとムスリムの2人が伝えている。


註:

1 原文では「創造が精子として集められ」となっているが意訳した。

2 原文は「言葉」となっているが意訳した。

3 rizqという語は、この語以外に「日々の糧」「財産」「現世における運」「アッラーから授かる糧」などの意味がある。

4 天使は上記の四つの事項を帳簿に書きとめておく。そこに既に来世の命運が書き記されているわけである。

5 劫火とは地獄の劫火であり、それはしばしばそのまま地獄を意味する。


ウマル・イブヌ=ル=ハッターブの息子、アブー・アブドッラフマーン―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

私はアッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―がこう言われたのを聞いた。

イスラームは5つの〔柱の〕上に建てられている。つまりアッラー以外に神はなく、ムハンマドがアッラーの使徒であると証言すること。ならびに礼拝を行ない、喜捨1を払い、〔アッラーの〕家2に巡礼し、ラマダーン月に断食することである。

この伝承は、アルブハーリーとムスリムの2人が伝えている。


註:

1 第2の伝承の註(2)参照

2 第2の伝承の註(2)参照



この伝承もまたウマル―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

ある日われわれがアッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―と一緒に坐りこんでいると、真白な服を身にまとい、真黒な髪をした男がこちらにやってきた。この男には旅をしてきたという風情は少しもなかったが、われわれは誰も彼を知らなかった。彼は預言者―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―の前に膝と膝をつきあわせて座り、両の掌を両腿の上に置いた姿勢でこう訊ねた。「ムハンマドよ、イスラームについて説明願いたい。」するとアッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―は答えた。「イスラームとは、アッラー以外に神はなく、ムハンマドはアッラーの御使いであると証言し、礼拝を行ない、喜捨を払い、ラマダーン月に断食し、可能な場合に〔アッラーの〕家に巡礼を果すことです。」すると男はいった。「その通りだ。」われわれは預言者にこのような質問をし、その答えに肯く男に驚きの眼をみはった。

男はまた訊ねた。「それではイーマーン〔信仰〕について説明して欲しい。」すると預言者は答えた。「それはアッラーとその諸天使、〔啓典の〕書と使徒たち、審判の日、善悪二つの相をもって〔アッラーが定めたまう〕宿命を信ずることです。」男は「その通り」と繰り返してから訊ねた。「それではイフサーン〔善行〕について話して欲しい。」預言者は答えた。「それは貴方がまじまじとアッラーを見るように彼を敬い崇めることです。貴方が眼にしていなくとも、アッラーは貴方を見ておられるのですから。」そして男が件の時〔最後の審判の日〕について訊ねると、預言者は答えた。「その問題については、訊ねられた者も訊ね手以上に知っている訳ではありません。」男がさらにその〔時がやってくる〕徴候について訊ねると預言者はこう答えた。「奴隷女が女主人を産み、また貴方は、はだしで素っ裸の文なし牧童どもが、競って豪華な殿堂を建てる姿を見かけるでしょう。」そこで男は立ち去り、私はそのまま暫らくじっとしていたが、預言者がこう訊ねられた。「ウマルよ、いろいろものを訊ねたあの人が誰だか解るかね。」私は答えた。「アッラーとその御使い〔だけ〕が御存知です。」すると預言者は言われた。「あの方は天使ジブリール7だよ。お前たちにお前たちの宗教について教えるためにいらっしゃったのだ。」

これはムスリムにより伝えられた伝承である。


註:

1 上述の2代目正統カリフ、ウマル・イブヌ=ル=ハッターブのこと。

2 「救貧税」とも訳されるが、信者の富に応じて課され、貧者に分け与えられる一種の税。

3 マッカにあるカアバのこと。

4 イーマーンは通常「信仰」と訳されるが、イスラームにおいて基本的な用語であるため、アラビア語のまま記す。

5 イフサーンは一応割註として善行という訳を付しておいたが、特殊の宗教的意味合いがあるため、言語のままにしておく。この語の訳としては辞   書中に「善行」「善」「慈善」「誠意」等の語が見られるが、語根は「・・・に精通する」「・・・に熟達している」の意味を持ち、本書中の伝承17にこの用法が見ら れる。

6 この表現には種々の解釈がある。例えばアンナワウィーは注釈中で次のような解釈を記している。つまり奴隷女たちがのちに自由の身となる息子や娘を産み、したがって子供たちが親の主人となる。また普通 ‘amah という言葉は「奴隷女」を意味するが、われわれ人間は全てアッラーの奴隷、しもべであるという点で、全ての女性をも意味する。その場合この個所は「子供たちが少しも母親を尊敬せず、彼女らを奴隷のように扱うときが来るであろう」という意味になる。註釈者たちによれば rabbah という語は女主人のみでなく rabb つまり男の主人の意をも含むと言っている。

7 ジブリールは主天使、一般にはガブリエルの名で親しまれている


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