第34の伝承

アブー・サイード・アルフドリー―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。

私はアッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―がこう言われるのを聞いた。

お前たちの誰でも、悪行1を見かけたら自分の手でそれを変えるようにするがよい。それができなければ自分の舌で。それもできなければ心で。だがそれしかできない者は、もっとも信仰の弱い者2。

これはムスリムの伝えている伝承である。


註:

1 「忌むべきこと」「宗教的観点から避けられるべきこと」の意。

2 原文では「最後の場合は信仰心の最も弱い現れ」といった意。