第33の伝承

アッバースの息子―アッラーよ彼ら両名を嘉したまえ―の権威によれば、アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われたとのことである。

人々が望むだけのものを与えられるとするならば、彼らは他人の財産や生命まで要求するだろう。ただし要求する者には明らかな証拠が必要であり、拒絶する者には誓いが必要である1。

アルバイハキー等はこの伝承をこのまま伝えている。またこの一部は2つの『サヒーフ』2中に記載されている。


註:

1 要求する側、拒否する側いずれにも正しい根拠がなければならないの意。

2 アルブハーリー、ムスリムの伝承集成の題名。